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出版社より
なぜ日本の寿司は 世界に広まったのか
第1章では、今やグローバルな魚食となった寿司を主な題材として、魚ビジネスの世界の扉を開いていきます。寿司には、「鮨」「鮓」などの様々な表記がありますが、本書では特段意図がないときは「寿司」と表記します。魚ビジネスを考える上では、世界中に広まり進化を続ける一大料理「寿司」について知っておくことは重要です。
急拡大する鮮魚の 直販ビジネス
第2章では、生産者による鮮魚の直販ビジネスを主な題材として、漁業の世界を解説していきます。萩大島船団丸の直販ビジネスは、漁師自らが獲れた直後の魚を丁寧に扱い、箱に詰め、高品質の魚を送るというものです。一見シンプルに思えますが、漁師が直販をするためには、長く続いている流通上の商慣習を打破する、という大きな壁を乗り込える必要があります。
近大マグロは何がすごいのか
第3章では、近大マグロを主な題材として、養殖の世界を解説していきます。近大マグロといえば、世界で初めて養殖に成功した近畿大学水産研究所が手掛けるクロマグロ。あまりにも有名なので知らない人はいないでしょう。ただ、何がすごいのか、きちんと理解されている人は少ないのではないでしょうか。
魚が美味しい飲食店は 店構えで分かる
第8章では、居酒屋を主な題材として、飲食店の世界を解説していきます。私たちが魚を手軽に食べられるところといえば飲食店でしょう。その中でも居酒屋は、魚のメニューも多くあります。そのため、最も魚を手軽に食べられるところ、と言っても過言ではありません。魚ビジネスを語る上でも、飲食店は重要な位置を占めます。「魚は調理が難しい」と言われることがありますが、飲食店であればそれも関係ありません。
新しい生産技術「細胞培養」
この章では、これから訪れる未来の魚ビジネスの世界について考えます。その上で外せないのが、「細胞培養」による生産技術です。細胞培養とは簡単に言うと、生きた魚の細胞を培養して増やすことで、可食部を得る方法です。この可食部は、筋肉や脂肪、内蔵など様々な部分がありますが、この先は文章を簡単にするため、代表的な「魚肉」についてを扱います。
世界のセレブに日本の魚を食べに来続けてもらうために
最後は総論として、世界のセレブに日本が魚を食べに来続けてもらうためには何が必要なのかを述べ、この本を締めくくりたいと思います。それは、一言で言えば「多くの人の力を集結する」、そして、「みんな仲良く」ということです。今、日本の魚ビジネス全体で大事なのは、皆で一丸となることです。このようなことを言うと、「明日食べられるかどうかなのに、そんな悠長なことを言っている暇はない」とも言われそうなのは重々承知です。しかし、皆が自分のことだけを考えて足を引っ張り合い、そうこうしているうちに、世界の足音が近づいてきます。
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1 157
5つ星のうち4.0 38
5つ星のうち3.7 16
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5つ星のうち4.6 13
価格
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業界シリーズ
「美味しい寿司屋を知っていると尊敬されます。」日本テレビ系ドラマ「ファーストペンギン！」の漁業監修も手がけた著者による「魚の入門書」。魚にまつわるビジネスから、寿司の歴史、市場で美味しく魚を食べる方法、培養魚肉の最新技術など、明日から使える豆知識をご紹介。 「美味しい焼肉屋を知っていると人気者になれます。」年間300日和牛を食べる「肉バカ」が教える、「肉の教養」。肉にまつわるビジネスの話から、肉産業の歴史、肉の美味しさを決める要素の解明、焼肉の味わい方、海外で評価される和牛の魅力など、明日からすぐに使える豆知識を紹介する「和牛の入門書」です。 「野菜ジュースで1日分の野菜は摂れるのか」野菜の可能性を探究し続ける野菜研究家が教える「野菜の教養書」。野菜にまつわるビジネスの話から、野菜の歴史、産直野菜、加工野菜、お取り寄せ野菜、ファーム・トゥー・テーブル、美味しい食べ方など、明日からすぐに使える豆知識をご紹介。 【いつも食べているのに、実は知らないことばかり!?】『なぜコシヒカリは日本一有名なお米になったのか』鑑定士として、試食したお米は4000以上！ 全国を渡り歩いたお米の目利きが教える「お米の教養書」明日から使える雑学やビジネスの専門知識まで幅広く網羅しています。 年間2000種類の日本酒を呑む酒蔵コーディネーターが教える「お酒の教養」。日本酒は国内に限らず、世界中で酒蔵が生まれる注目のジャンル。日本酒は今、「世界の教養」として世界各国から認識されはじめているのです。本書を読めば、ビジネスから日常の雑談まで、様々なシーンで日本酒について語れること間違いなしです。
ASIN : B0C2HPLMW4
出版社 : クロスメディア・パブリッシング（インプレス） (2023/4/14)
発売日 : 2023/4/14
言語 : 日本語
ファイルサイズ : 4.0 MB
Text-to-Speech（テキスト読み上げ機能） : 有効
X-Ray : 有効にされていません
Word Wise : 有効にされていません
本の長さ : 234ページ
お客様のご意見
お客様はこの魚ビジネス入門書について、分かりやすく理解できる良書だと評価しています。新時代の魚ビジネス入門書として、魚ビジネスの世界観や大事な考え方、明日使える豆知識など、幅広い内容で楽しく読めると好評です。また、魚に関するいいお店の見極め方や料理人の条件についても丁寧に説明されており、魚を楽しむ楽しみ方も紹介されています。さらに、魚の可能性を更に感じたという声もあります。
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