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出版社より
日常にこそ、生きていくことのすべてがある『生きる』
「生きているということ いま生きているということ それはのどがかわくということ 木漏れ日がまぶしいということ ふっと或るメロディを思い出すということ くしゃみすること」
”谷川俊太郎の詩『生きる』が初めて絵本に”
食べる、散歩する、友だちと遊ぶ、眠る……といった、子どもたちの日常にはたくさんの場面があり、そのたびに当たり前の喜怒哀楽も生まれます。そんな当たり前の日々が「素敵なこと、幸せなことなんだよ」というメッセージが詩のいたるところにこめられています。
自分が<いま・ここ>で生きていることのふしぎ
谷川俊太郎さんは、「私たちが日々を暮らしている時間は、カレンダーと時計によって区切られた時間で、そのような<時>は、いわば道具のように使われる。私たちは用事や仕事や約束のために、<いま>を消費しているのだとも言える。そういう<いま>を止めることは誰にもできない。でも、流れ止まない時間を意識することで、人生を俯瞰して見直せるはたらきがあるのかもしれない」と語ります。
『生きる』に描きこまれた一瞬の<いま・ここ>の日常を、束の間立ち止まって味わうことで、普段意識することのない永遠を感じられるのかもしれません。永遠を感じることで今がかけがえのないこと、自分が<いま・ここ>で生きていることのふしぎにも思いをはせることができるのではないでしょうか。詩を読むことで、大人も子どもも、生きているというこの一瞬を、一緒に味わってみてくださいね。
出版社 : 福音館書店 (2017/3/5)
発売日 : 2017/3/5
言語 : 日本語
単行本 : 44ページ
ISBN-10 : 4834083268
ISBN-13 : 978-4834083262
寸法 : 25.6 x 19.4 x 0.09 cm